地域企業の強みとは?!
皮膚感覚という言葉があります。最近流行りのインターネットでは感じられない言葉です。インターネットの商売もしている僕がこんなことを言うと変かもしれませんが、インターネットだけで、解決できないことが多いのも事実です。
インターネットメディア総合研究所の今年3月時点の調査によれば、ブロードバンド(高速インターネット接続)の世帯における普及率が50.9%で、全世帯の半数を超えました。注目すべきは、昨年の2006年2月の調査が41.4%で、1年で10%近く伸びているということ。100%になることは無いと思いますが、ネットのある生活が当たり前になっていくことは間違いないと思います。
とはいえ、ネットの世界だけでは人間の生活が満たされることはなく、ネット世界に対する不信感というものは、ある一定のレベルで残っていくと思います。
数年前に注目したタイヤ屋のビジネスモデルに、ネットで注文すると自宅に作業車がやってきてタイヤを変えてくれるというのがありました。これは便利だと思いました。
でも予想以上に伸びませんでした。結局便利だけど、どこの誰だかわからない人が家にやってくるのに不安を感じる人が多かったというのが現実だったと思います。
ネットを語るときに必ず付きまとうユーザーの不安。以前に比べれば解消されている部分は多くなりましたが、まだまだハードルは、低くはありません。
安心感を提供できる強み
一方で、我々のような地場の商店の話。以前同級生の友人と話していてビックリされました。「へぇ~乗用車のタイヤも交換できるんだぁ・・・!」もちろん、40年以上も前から、乗用車だってやってます。トラック専門というイメージがあったようです。
以前、ある大手家電量販店で、何故そこに来店したのか?というアンケートで、「安いから」という理由より、圧倒的に多かった答えが「そこしか知らないから」という話を聞いたことがあります。弊社の場合もそうですが、PR不足や、その他違うことが原因なのに、勝手に大手企業に勝てない理由を想像してしまっている中小零細企業って多いのかなぁって思います。
確かに以前は、大量広告の波にノマレテいた感じはありますし、買う方も、テレビの広告などに左右されて、みんな横並びの消費を行っていたかもしれません。ただ時代は変わり、それぞれがネットなどで独自に情報を収集し、場合によっては販売店より詳しい情報をもった一般の人からネット上で相談したりしているので、けっして大企業が有利な状況ではないと思っています。ましてや、数年で担当者が変わってしまうような大企業の営業体制に対して、一生掛けて付き合っていくというスタンスで接する営業と、どちらに安心感を感じてくれるのかといえば、答えは一目瞭然ではないかと思います。
時代の流れから言えば、地域の時代であり、地域のネットワークで商売していく時代になっています。そこで、先ほどの話を思い出してください。ネットは便利だけど、なんか不安なんだとみんな思っている状況で、地域に根を張ったみなさんのようなお店や会社が情報を発信したら、騙されるかもしれないという不安を持つのでしょうか?
考え方はそれぞれだと思います。ネットなんか利用しなくたって商売はできるでしょう。面倒なだけなのかもしれません。現状でいいのなら新しいことをする必要はありません。
ただ、かなりの人がネットから情報を取るようなになった現状で、そこに情報を流して、みなさんのもっている強みをPRできれば、けっしてマイナスではないと思いますし、地域の活性化に繋がるはずです。
編集後記
暑い日が続きますねぇ。ビジネスの世界もホットで、最近一番目に止まったニュースが伊勢丹と三越の経営統合でしょうか。モノを売ることを生業にしているものにとって、いよいよ売り方を本格的に変えていかなければならない。買い手の指向が大きく変わっていくなかで、売り手の変化も本格化してきた感を受けます。日本の社会システムも大きく変わっています。いよいよチャンス到来ですよ!